中学生・高校生は部活動や体育の授業などで体を動かす機会が多く、特に「足の怪我」が起こりやすい年代です。成長期は骨や筋肉がまだ発達途中のため、同じ運動量でも大人よりも負担がかかりやすく、痛みやケガにつながることがあります。
「少し痛いだけだから大丈夫」「そのうち治るだろう」と思ってしまい、無理を続けてしまうケースも多いですが、それが症状の悪化や長期化につながる原因になります。
ろっぽんぎ整骨院では、学生のスポーツによる足の怪我にも多く対応しており、早期回復と再発予防を大切にしています。
今回は、中学生・高校生に多い足の怪我の種類や特徴、注意すべきポイントについて、わかりやすく解説していきます。
中学生・高校生に多い足の怪我とは
中学生・高校生は、部活動や日常生活の中で体を動かす機会が多く、その分足への負担も大きくなります。特に成長期は骨や筋肉の急激な成長や、体格の変化に伴って、体のバランスが不安定になってくる為、特定の部位に負担が集中しやすく、痛みやケガにつながることがあります。
「少し痛いだけだから大丈夫」と思って無理を続けてしまうと、症状が悪化したり、長期間運動ができなくなってしまうケースも少なくありません。
そのため、ろっぽんぎ整骨院では、痛みのある場所だけでなく「なぜその症状が出ているのか」を大切にしながら状態を確認していきます。
ここでは、中学生・高校生に多く見られる代表的な足の怪我について、症状や原因、なりやすい年代やスポーツも含めてご紹介します。
■ オスグッド・シュラッター病
膝のお皿の下に痛みが出る症状で、特に10歳〜15歳前後の成長期に多く見られます。ジャンプやダッシュの際に痛みが強くなり、押すと痛みが出るのが特徴です。
原因としては、太ももの前側の筋肉が硬くなり、膝の下の部分を繰り返し引っ張ることで負担がかかることが挙げられます。
割と頻繁に聞く症状であるため、軽い症状と思いがちですが、これは状態を悪化させると骨折に分類される症状になる為、早急な施術が必要となってきます。
サッカーやバスケットボール、バレーボールなど、走る・跳ぶ動作が多いスポーツを行っている学生に多く見られます。
■ セーバー(シーバー)病
かかとに痛みが出る症状で、小学生高学年から中学生にかけて多く見られます。
走る、ジャンプする、地面に足をつく動作で痛みが出やすいのが特徴です。
成長期のまだ骨として未熟で柔らかいかかとの骨に繰り返し強い負担がかかることで起こります。特に運動量が多い学生ほど発症しやすい傾向があります。
サッカーや陸上競技など、走る距離が多いスポーツに多く見られます。
■ シンスプリント
すねの内側に痛みが出る症状で、中学生から高校生にかけての運動部に多く見られます。初期は違和感程度ですが、悪化すると運動時に強い痛みが出るようになります。
原因は、走りすぎや急な運動量の増加、硬い地面での練習、ふくらはぎの柔軟性が不足した状態での激しい運動が関係しています。
陸上競技やバスケットボール、サッカーなど、走る動作が多いスポーツで起こりやすいです。
■ ジャンパー膝
膝のお皿の下あたりに痛みが出る症状で、高校生に多く見られる傾向があります。ジャンプや着地を繰り返すことで負担がかかり、痛みにつながります。
運動後に痛みが強くなることが多く、無理を続けると慢性的な痛みになることもあります。
痛みが出る箇所がオスグットと近いですが、オスグットは膝のお皿の下の骨に痛みが出る症状で、ジャンパー膝は別名『膝蓋靭帯炎』とも言われ、骨ではなく、膝のお皿の下の靭帯(筋張っている場所)にいたみが出てきます。
バレーボールやバスケットボールなど、ジャンプ動作が多い競技でよく見られます。
■ ランナー膝
膝の外側に痛みが出る症状で、長距離を走る学生に多く見られます。走っている最中や走った後に痛みを感じることが多いです。
原因としては、走りすぎやフォームの乱れ、体の使い方のクセや、足の柔軟性の欠如などが挙げられます。
陸上競技やサッカーなど、走る距離が長いスポーツで発症しやすい傾向があります。
■ アキレス腱炎
かかとの少し上あたりに痛みが出る症状で、中学生〜高校生の運動部に多く見られます。特に走る、ジャンプする、ダッシュする動作の際に痛みを感じやすく、運動後や朝起きたときに違和感が出ることもあります。
初期の段階では「少し張っている感じ」や「違和感」程度のことも多いですが、無理を続けることで痛みが強くなり、歩くときにも気になるようになる場合があります。
原因としては、ふくらはぎの筋肉の硬さや使いすぎが大きく関係しています。特に成長期は筋肉の柔軟性が不足しやすく、アキレス腱に負担がかかりやすい状態になっています。
陸上競技やサッカー、バスケットボールなど、走る・跳ぶ動作が多いスポーツで発症しやすい傾向があります。
■ 共通する原因と注意点
これらの症状に共通しているのは、「使いすぎ」と「成長期特有の体のバランスの崩れ」、「体の固さ」です。
骨の成長に対して筋肉の柔軟性が追いつかず、特定の部位に負担が集中することで痛みが出やすくなります。また、練習量の増加や休養不足も大きな原因となります。
さらに見落とされやすいのが、ストレッチの不足や質の問題です。運動後にしっかり体をケアしているつもりでも、ストレッチを短時間で済ませてしまったり、形だけで雑に行ってしまうことで、筋肉の柔軟性が十分に保たれていないケースも多く見られます。
その結果、筋肉が硬い状態のまま運動を続けることになり、膝やかかと、すねなどに負担がかかりやすくなります。
初期の段階でしっかりとケアを行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。「違和感がある」「いつもと違う」と感じた時点で、早めに対応することがとても重要です。
なぜ成長期に怪我が多いのか
成長期に怪我が多い理由は、成長に伴い、体のバランスが不安定になってきている点が大きく関係しています。
身長・筋肉量が大きく増える成長期だと、今までの身体の使い方でパフォーマンスが発揮できなくなり、それをきっかけに適切なフォームが取れなくなったり、骨の成長に対して筋肉の柔軟性が追いつかず、常に骨が筋肉に引っ張られる状態になることで、筋肉の付着部に負担がかかりやすくなったりと様々な原因があります。
筋肉に引っ張られる個所も、骨がこれから伸びようとしている状態だと、普通の骨よりも骨の端の部分が特に柔らかい軟骨組織となっているため、大人の骨と比較しても簡単にはがれたり、変形しやすくなったりしています。
また、部活動などで毎日同じ動きを繰り返すことで、特定の部位に負担が集中しやすくなります。これにより、痛みが出やすくなるのです。
さらに、「レギュラーを取りたい」「試合に出たい」という気持ちから、休まなければいけないケガでも、痛みを我慢したまま運動を続けてしまう、という事も少なくありません。